松本 たかし~定型詩でアルケーを知りたい(862)

今回は俳句。

チヽポヽと 鼓打たうよ 花月夜
感想 鼓の打ち方の表現にチヽポヽがあると初めて知った。

松本 たかし まつもと たかし 俳人
【プロフィール】
1906(明治39)年1月5日、猿楽町生まれ。父親は能楽師。
1911(5) 能の修業を開始。 
1920(14) 肺尖カタルと診断、静岡県で転地療養。父親が持参した『ホトトギス』で俳句に興味。
1922(16) 父の能仲間の句会「七宝会」に参加。
1923(17) 虚子に師事。
1924(18) 神経衰弱。
1926(20) 能役者を諦め鎌倉市浄明寺で転地療養。
1929(23) ホトトギス同人。
1931(25) 川端茅舎高野素十と知り合う。
1935(29) 父親が死去。虚子から仕事を貰う。
1946(40) 俳誌「笛」を創刊・主宰。
1956(昭和31)年5月11日、久我山の自宅で死去。50歳。
 避けがたき 寒さに坐り つづけをり

【キーワードと感想】
 胴と両側の皮、皮の枠を結ぶ紐から成り立っている打楽器。持ってみたい、だけど、持ち方が分からない。チヽポヽと打ってみたい、だけど、恐れ多い。そんな存在。

【ネットワーク】
高野 素十 たかの すじゅう 1893(明治26)年3月3日 - 1976(昭和51)年10月4日 医学博士・俳人。東大俳句会。円涼し 長方形も 亦涼し ▼松本たかしと知り合った1931年の素十は38歳で、医学研究に集中していて句作から離れていた時期

川端 茅舎 かわばた ぼうしゃ 1897(明治30)年8月17日 - 1941(昭和16)年7月17日 俳人・虚子の門下生。一枚の 餅のごとくに 雪残る ▼松本たかしのよき友。

【似顔絵サロン】





























〔参考〕
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%97

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