川端 茅舎~定型詩でアルケーを知りたい(863)
今回は俳句。
感想 約束の 子羊の肉を 焼いてください
▼川端 茅舎 かわばた ぼうしゃ 俳人・虚子の門下生
【プロフィール】
1897(明治30)年8月17日、日本橋蛎殻町生まれ。父親は武士・俳人・日本画家。
藤島武二絵画研究所で絵画を学ぶ。
1914(17) 父親と共に句作開始。茅舎を名乗る。
武者小路実篤の「新しき村」の会員になる。
岸田劉生に絵画を師事。
1929(32) 岸田劉生が死去(38)。結核を患う。以降、俳句に専念。
1931(34) 松本 たかしと知り合う。
1934(37) 『ホトトギス』の同人。
1941(昭和16)年7月17日、大田区の自宅で死去。44歳。
咳き込めば 我火の玉の ごとくなり
【キーワードと感想】
白樺 1910(明治43)年に創刊、1923(大正12)年の関東大震災で廃刊した文芸・美術雑誌。メンバーは、武者小路実篤、志賀直哉、木下利玄、正親町公和、細川護立、有島武郎、岸田劉生、有島生馬、里見弴、長與善郎、柳宗悦、園池公致、児島喜久雄、郡虎彦ら。
【ネットワーク】
藤島 武二 ふじしま たけじ 1867(慶応3)年10月15日 - 1943(昭和18)年3月19日 洋画家。東京美術学校教授。本郷駒込曙町で画塾を開く。▼茅舎が最初に絵を学んだ師匠が藤島武二。
武者小路 実篤 むしゃのこうじ さねあつ 1885(明治18)年5月12日 - 1976(昭和51)年4月9日 小説家・詩人。村落共同体「新しき村」は、1918年に宮崎で(その後ダム建設で水没)、1939年に埼玉県で行った。▼茅舎は、武者小路の『白樺』人脈に降れ、岸田に西洋画を学んだ。
岸田 劉生 きしだ りゅうせい 1891(明治24)年6月23日 - 1929(昭和4)年12月20日 洋画家。柳宗悦・武者小路実篤ら『白樺』の仲間。画家の劉生は表紙を担当。▼茅舎が慕った画家。
【似顔絵サロン】
〔参考〕
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E7%AB%AF%E8%8C%85%E8%88%8D
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