藤原 敏行~百人一首でアルケーを知りたい(902)

住江の岸に寄る波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ 18
感想 この歌は、敏行が女性の立場で詠んだもの、という。「夢の通い路」というフレーズが美しい。

藤原 敏行 ふじわら の としゆき
 ? - 907(延喜7)年
 貴族・歌人・書家。藤原富士麻呂の長男。
 三十六歌仙の一人。古今最高の能書家。
 主君:清和天皇→陽成天皇→光孝天皇→宇多天皇→醍醐天皇

871(?) 蔵人。
895(?) 蔵人頭。
897(?) 兼近江権守。従四位上。右兵衛督。

秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる
白露の 色はひとつを いかにして 秋の木の葉を ちぢに染むらん
老いぬとてなどかわが身をせめぎけむ 老いずは今日に逢はましものか

【キーワードと感想】
能書家 三筆:空海・橘逸勢・嵯峨天皇。三跡小野道風・藤原佐理・藤原行成。

【ネットワーク】
醍醐天皇 だいごてんのう 885(元慶9)年2月6日 - 930(延長8)年10月23日 第60代天皇。在位:897(寛平9)年8月4日 - 930(延長8)年10月16日。▼醍醐天皇は即位の年、藤原敏行の働きを評価、役職を引き上げた。

小野 道風 おの の みちかぜ/とうふう 894(寛平6)年 - 967(康保3)年2月9日 貴族・能書家。三跡のひとり。▼道風は古今最高の能書家に空海と藤原敏行を挙げた。

【似顔絵サロン】




























〔参考〕
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E6%95%8F%E8%A1%8C
https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/tosiyuki.html#nm

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