文屋 朝康~百人一首でアルケーを知りたい(920)

しらつゆに 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける 37
感想 カメラを持ってフィールドに出て、葉っぱの水滴をクローズアップで撮影したようだ。

文屋 朝康 ふんや の あさやす ? - ?
 平安時代前期の官人・歌人。文屋康秀の息子。
 主君 宇多天皇→醍醐天皇

892(?) 駿河掾。
902(?) 大舎人大允。
(?) 大膳少進。

雲の意図に水玉が並んでいる写真のような歌
秋の野におく白露は玉なれや つらぬきかくる蜘蛛の糸すぢ

朝康の「何かが散って作り出すデザイン」好きを伺わせる歌。
浪わけて見るよしもがなわたつみの 底のみるめも紅葉ちるやと

【キーワードと感想】
みるめ 海松布。食用の海藻。

【ネットワーク】
文屋 康秀 ふんや の やすひで ? - 885仁和元年 平安時代前期の官人・歌人。朝康の父親。百人一首22:吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風を嵐といふらむ

【似顔絵サロン】














〔参考〕
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%B1%8B%E6%9C%9D%E5%BA%B7
https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/asayasu.html

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