藤原 敦忠~百人一首でアルケーを知りたい(925)
▼逢ひ見ての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思はざりけり 43
感想 この和歌に、そうそう、そうだよと同感。何か心に響くイベントがあると、それまでと世界が変わる。そして、昔はものを思はざりけりと感じる。
906(延喜6)年 - 943(天慶6)年4月14日 37歳。
公卿・歌人。三十六歌仙の一人。藤原時平の三男。
風流好み、管絃に秀でる。
夭折を世の人々は菅原道真の怨霊と噂。
921(15) 従五位下。
923(17) 侍従。
928(22) 左兵衛佐。
934(28) 左近衛権中将兼蔵人頭。
939(33) 参議。
942(36) 権中納言。
物思いに関する二首。
わがごとく物思ふときやほととぎす 身をうの花のかげに啼くらむ
物思ふと過ぐる月日も知らぬまに 今年は今日に果てぬとか聞く
【キーワードと感想】
菅原道真の怨霊 道真の死去は903年。敦忠が生まれる3年前。
【ネットワーク】
菅原 道真 すがわら の みちざね 845(承和12)年8月1日 - 903(延喜3)年3月26日 平安時代の貴族・学者・漢詩人・政治家。百人一首24:このたびは 幣も取りあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに / 東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ
藤原 時平 ふじわら の ときひら 871貞観13年 - 909延喜9年4月26日 平安時代前期の公卿。藤原基経の長男。菅原道真左遷の中心人物(とされる)。敦忠の父親。
【似顔絵サロン】
〔参考〕
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E6%95%A6%E5%BF%A0
https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/atutada.html
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