陽成天皇の歌~アルケーを知りたい(1047)

陽成天皇は百人一首13番歌「筑波嶺の峰より落つるみなの川 恋ぞ積もりて淵となりぬる」の作者。
▼この歌の筑波嶺は筑波山のこと、みなの川は桜川のこと。和歌に詠み込まれる名高い山や川が茨城県にあった。日本百名山、日本百景、茨城県のシンボル。

▼陽成天皇 / 陽成院 ようぜいてんのう
869(貞観10)年1月2日 - 949(天暦3)年10月23日 80歳。上皇歴65年、歴代1位。

876(7) 父親の清和天皇が譲位し、第57代天皇になる。藤原基経が摂政。
880(11) 清和天皇が崩御。基経と関係悪化。
883(14) 基経が政務放棄。
884(15) 退位し太上天皇になる。大叔父の光孝天皇(15番歌)が即位。
887(18) 光孝天皇が崩御。宇多天皇が即位。
890(21) 第一皇子の元良親王(20番歌)が誕生。

▼陽成天皇の和歌と*勝手に解釈
つりどのの皇女につかはしける
筑波嶺の峰より落つるみなの川 恋ぞ積もりて淵となりぬる
*筑波の山の峰から流れ落ちるみなの川。恋が積もって淵となる。

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〔参考〕
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%BD%E6%88%90%E5%A4%A9%E7%9A%87
https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/youzei.html

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