伊勢の歌~アルケーを知りたい(1052)

伊勢は百人一首19番歌「難波潟短き葦のふしの間も 逢はでこの世を過ぐしてよとや」の作者。
▼伊勢の名は、役人の父が伊勢守だったことから。伊勢本人は宇多天皇の皇后に使えた女官。

▼伊勢 いせ
872貞観14年 - 938天慶元年 66歳。
平安時代の歌人。宇多天皇の皇子敦慶親王(あつよししんのう)との間に娘の中務(なかつかさ)を生む。
宇多天皇の没後、摂津国嶋上郡古曽部で庵を結んで隠棲。

▼伊勢の和歌と*勝手に解釈
難波潟短き葦のふしの間も 逢はでこの世を過ぐしてよとや
*難波潟の水辺に生えている短い葦の節の間のように短い時間も逢えずにこの世を過ごせと仰いますか。

題しらず
難波なるながらの橋もつくるなり 今は我が身をなににたとへむ
*難波にある長柄橋も古くなったので新しく造りかえるそうだ。そうなると年を取った自分の身を何に例えればよいだろう。

【似顔絵サロン】




























〔参考〕
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%8B%A2_(%E6%AD%8C%E4%BA%BA)
https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/ise.html#VR

コメント

このブログの人気の投稿

大伴旅人の万葉集459番歌~アルケーを知りたい(1092)

大伴旅人の万葉集876-879番歌~アルケーを知りたい(1117)

大伴旅人の万葉集577番歌~アルケーを知りたい(1097)