山上憶良の万葉集63番歌~アルケーを知りたい(1128)

▼遣唐使のメンバーとして唐に渡っていた憶良がいよいよ日本に帰るときの歌。
▼日本の難波津の浜の「松」が「待ち」焦がれているとシャレを言ってる。

 山上臣憶良、大唐に在る時に、本郷を憶ひて作る歌
いざ子ども早く日本へ大伴の 御津の浜松待ち恋ひぬらむ 万63
*さあ皆さん、早く日本へ帰ろうではありませんか。難波津の浜の松も我々を待ち焦がれていることでしょう。

【似顔絵サロン】憶良(660-733)の同時代人。藤原 不比等 ふじわら の ふひと 659 - 720 61歳。飛鳥時代~奈良時代初期の公卿・政治家。中臣鎌足の子。子:武智麻呂、房前、宇合、麻呂














〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%8A%E6%86%B6%E8%89%AF
https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/okura2.html

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