柿本人麻呂の万葉集303-304番歌~アルケーを知りたい(1184)

▼今回は人麻呂が筑紫に出張するときに明石あたりで作った歌。飛鳥時代から奈良~大宰府の人の往来は活発だったようだ。朝廷が奈良県明日香村、遠の朝廷が大宰府、その間の明石海峡あたりを朝廷の門、としている。スケールが大きい。

 柿本朝臣人麻呂、筑紫の国に下る時に、海道にして作る歌二首
名ぐはしき印南の海の沖つ波 千重に隠りぬ大和島根は 万303
*播磨灘の沖の波が幾重にも重なって、大和の山なみが見えなくなりました。

大君の遠の朝廷とあり通ふ 島門を見れば神代し思ほゆ 万304
*大君のいらっしゃる場所から離れたところにある遠の朝廷(大宰府)へに続く島門を見ると、神代が偲ばれる。

【似顔絵サロン】柿本人麻呂(660-724)の先代人。敏達天皇 びだつてんのう 538 - 585 第30代天皇。欽明天皇の第二皇子。














〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetailLink?cls=d_utabito&dataId=201
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%BF%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E9%BA%BB%E5%91%82
https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/hitomaro2_t.html

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