大伴家持の万葉集1477-1479番歌~アルケーを知りたい(1214)

▼「家持の和歌」っぽいワードがある歌三首。そのワードとは、卯の花、ほととぎす、佐保の山、花橘、玉に貫く、ひぐらし。このワードたちが出てくると、家持感がにじみ出る。

 大伴家持が霍公鳥の歌一首
卯の花もいまだ咲かねばほととぎす 佐保の山辺に来鳴き響もす 万1477
*卯の花もまだ咲いていないのに、ホトトギスが佐保の山辺に来て鳴き声を響かせている。

 大伴家持が橘の歌一首
我がやどの花橘のいつしかも 玉に貫くべくその実なりなむ 万1478
*私の家の花橘がいつのまにか、玉に糸を通せるほどの実をつけている。

 大伴家持が晩蝉の歌一首
隠りのみ居ればいぶせみ慰むと 出で立ち聞けば来鳴くひぐらし 万1479
*引きこもっていたので気分を晴らそうと外に出てみるとひぐらしが来て鳴いている。

【似顔絵サロン】大伴家持(718-785)の同時代人。11歳年下。石上 宅嗣 いそのかみ の やかつぐ 729 - 781 奈良時代後期の公卿・文人。石上麻呂の孫。淡海三船と並ぶ文人の筆頭。














〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_utabito&dataId=174
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E4%BC%B4%E5%AE%B6%E6%8C%81
https://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/yakamot2.html

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