万葉集巻第二十4403番歌(大君の命畏み)~アルケーを知りたい(1647)
▼4403番は下の句「青雲のたなびく山を越えて来ぬかも」が訛って「とのびく山を越よて来ぬかむ」になっている。丸っこい響きがして良き。
大君の命畏み青雲の とのびく山を越よて来ぬかむ 万4403
右の一首は小長谷部笠麻呂。
*大君のご命令は畏れ多いので、青雲がたなびく山を越えてやって来ました。
二月の二十二日。
信濃の国の防人部領使、道に上り、病を得て来ず。
進る歌の数十二首。
ただし、拙劣の歌は取り載せず。
【似顔絵サロン】小長谷部 笠麻呂 おはつせべ の かさまろ ? - ? 奈良時代の防人。信濃国の出身。755年、防人として筑紫に派遣。
〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集四』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=20
コメント
コメントを投稿