万葉集巻第二十4421-4422番歌(我が行きの息づくしかば)~アルケーを知りたい(1657)
▼4421番は横浜から筑紫に派遣された防人の妻へのメッセージ、4422番はその妻から夫へのメッセージ。夫は妻に寂しくなったら足柄山地の雲を見て偲んでくれ、と言い、妻は愛しい夫がいない夜を少し緊張して寂しく過ごす、と応える。
我が行きの息づくしかば足柄の 峰延(みねは)ほ雲を見とと偲はね 万4421
右の一首は都筑(づつく)の郡の上丁服部於由。
*私が出かけた後寂しいと思ったときは足柄山の峰に出る雲を眺めて思い出してくれ。
我が背なを筑紫へ遣りて愛しみ 帯は解かななあやにかも寝も 万4422
右の一首は服部砦女。
*夫を筑紫に送りだしたら帯を解かないまま、さびしくひとりで寝るのだ。
【似顔絵サロン】服部 於田/於由 はとりべ の うえだ/おゆ ? - ? 奈良時代の防人。武蔵国都筑郡の出身。755年、防人の上丁として筑紫に派遣。
服部 呰女 はとりべ の あさめ ? - ? 奈良時代の女性。武蔵国都筑郡の人物。755年、防人の上丁として筑紫に派遣された服部於田の妻。
〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集四』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=20
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