万葉集巻第二十4460-4462番歌(堀江漕ぐ伊豆手の舟の)~アルケーを知りたい(1677)
▼4460番は、伊豆メイドの舟は特長があったのだろうと思わせる。舟の漕ぎ手もさることながら、舟も大工の腕でルックスや性能が違っていたはず。4461番は、楫の音をフューチャーした歌。4462番も前の歌と同じく楫の音つながり。楫を漕いでみたい。機会はないものか。昔、漕いだ記憶があるのだが、これは幻かも知れない。
堀江漕ぐ伊豆手の舟の楫つくめ 音しば立ちぬ水脈早みかも 万4460
*堀江を漕ぎ進めるメイドイン伊豆の舟。楫がきしむ音がしばしば聞こえるのは水の流れが早いからか。
堀江より水脈さかのぼる楫の音の 間なくぞ奈良は恋しかりける 万4461
*堀江から流れを遡る舟の楫の音が聞こえ続ける。奈良をいつも恋しく思う私の気持ちのようだ。
舟競ふ堀江の川の水際に 来居つつ鳴くは都鳥かも 万4462
*漕ぎ競う舟ような音で堀江の川の水際で鳴いているのは、都鳥かも知れない。
右の三首は、江の辺にして作る。
【似顔絵サロン】伊豆手の舟大工 ? - ? 奈良時代の船大工。
〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集四』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=20
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