万葉集巻第1_25番歌の作者:大海人皇子、壬申の乱~アルケーを知りたい(1732)

▼今回は、大海人皇子が大友皇子と戦った「壬申の乱」の人びとを見る。
時は、645年の乙巳の変から27年後の672年7月から8月にかけての一か月間。
戦が起こった場所は、琵琶湖周辺の地域、美濃、近江、伊勢、伊賀、大倭。
戦ったのは、天智天皇の息子で皇太子の大友皇子を頭とする近江朝廷軍。
対するは、天智天皇の弟、大海人皇子を頭とすると大海人皇子軍
結果は、大海人皇子軍の勝利。
翌673年に天皇に即位し、天武天皇となる。
▼壬申の乱の時期と25番歌の季節は一致しないが、深くて緻密に考える様子が壬申の乱勝利とつながる気がする。


〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=1

コメント

このブログの人気の投稿

万葉集巻第十八4070-4072番歌(一本のなでしこ植ゑし)~アルケーを知りたい(1535)

万葉集巻第十2219-2222番歌(夕さらずかはづ鳴くなる)~アルケーを知りたい(1477)

万葉集巻第十九4211-4213番歌(娘子らが後の標と)~アルケーを知りたい(1574)