万葉集巻第1_31番歌(楽浪の志賀の大わだ)~アルケーを知りたい(1738)
▼29番の長歌の後には二首の反歌がついている。今回はその二首目。30番歌が「志賀の唐崎幸くあれど」と尖った岩を思わせる響きに対して31番歌は「志賀の大わだ淀むとも」とソフトな響き。昔の人には残念ながらもう逢えない、と言ってるのは同じ。▼藤原兼房や藤原顕季ら歌の通人は柿本人麻呂を歌聖と仰いだ。人麻呂の似顔絵の下で歌を詠んだ、というから熱烈ファンのやることは面白い。
楽浪の志賀の 一には「比良の」といふ 大わだ淀むとも 昔の人にまたも逢はめやも 一には「逢はむと思へや」といふ 万31
*楽浪の志賀の大わだに水がたっぷりあろうと、昔の人に逢えるものではない。
〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=1
.jpg)
コメント
コメントを投稿