万葉集巻第1_32番歌(古の人に我れあれや)~アルケーを知りたい(1739)

▼今回は、667年、天智天皇が飛鳥から遷都して作った近江大津宮も時代が経つと「旧き都」になる。天智天皇亡き後、大友皇子は大海人皇子との戦に負け、近江朝は幕を閉じた。大海人皇子は飛鳥に浄御原宮を設けたので、その事情を知る高市古人や柿本人麻呂から見ると近江はもののあはれを感じる古き都となる。

 高市古人、近江の旧き都を感傷しびて作る歌 或書には「高市連黒人」といふ
古の人に我れあれや楽浪の 古き都を見れば悲しき 万32
*私は昔の人にちがいない、楽浪の古い都を見ていると悲しくなります。

【似顔絵サロン】高市 古人/黒人 たけち の ふるひと/くろひと ? - ? 持統・文武両朝の官人・歌人。683年、連姓に改姓。『万葉集』に短歌18首あり。
















〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=1

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