万葉集巻第1_39番歌(山川も依りて仕ふる)~アルケーを知りたい(1746)

▼今回の反歌で、36番に始まる2首セットの2群構成が完結。後書きに持統天皇の吉野行幸がリストになっている。持統天皇は繰返し吉野に行ってエネルギーをチャージしていたのだ。天武天皇が手掛けた事業を完成させるため全精力を使っていたので、吉野行きは持統天皇にとって必須だったと思ふ。

 反歌
山川も依りて仕ふる神ながら たぎつ河内に舟出せすかも 万39
*山や川が仕える神として、波が激しい河内に舟をお出しになろうとしています。
 右は、二本紀には「三年己丑の正月に、天皇吉野の宮に幸す。
八月に、吉野の宮に幸す。
四年庚寅の二月に、吉野の宮に幸す。
五月に、吉野の宮に幸す。
五年庚寅の二月に、吉野の宮に幸す。
五月に、吉野の宮に幸す。
五年辛卯の正月に、吉野の宮に幸す。
四月に、吉野の宮に幸す」といふ。
いまだ詳らかにいづれの月の従駕にして作る歌なるかを知らず。


〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=1

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