フックの法則 Hooke's Law:アルケーを知りたい(405)

今回の話題は(A)物理学。

▼今回はフックの法則。フックは人の名前。綴りはHooke。自転車のスタンドに跳ね上げ用のばねがついている。身近な存在。しかし中学のときの理科に出てくると難度の高い存在だった。

▼小学館国語辞典:ほうそく【法則】②いつでもどこでも、すべてのものに当てはまる決まり。例、メンデルの遺伝の法則

▼広辞苑:フックのほうそく【フックの法則】1678年フックが発見した弾性に関する法則。物体の歪(ひずみ)はある範囲(比例限界)ないで応力に比例するというもの。

フック【Robert Hooke】イギリスの物理学者・天文学者。天体の運行やその光学的現象を研究しニュートンと論争。光の波動説の先駆。フックの法則を発見。また、顕微鏡による観察を行い、植物細胞を発見、「細胞」の名を与えた。(1635~1703)

▼中学総合的研究理科:【フックの法則ばねを引く力の大きさとばねののびは比例する。
f = kx
f ばねを引く力の大きさ
x ばねの自然長からののび
k 弾性定数(ばね定数、単位はN/m)

▼親子で学ぶ科学図鑑:【フックの法則 Hooke's Law】英国の科学者ロバート・フック(1635 - 1703)は弾性についての法則を発見しました。フックの法則は、ばねなど弾性体の伸びの長さ(ひずみの量)は働く力に比例する、というものです。
・この法則は弾性限度の範囲内でのみ有効
・弾性限度に達するとばねは元の形に戻らない(壊れる)

▼今日の人物:ロバート・フック Robert Hooke, 1635年7月28日、イングランドのワイト島生まれ - 1703年3月3日、ロンドンで死去(67歳) オックスフォード大学で学士。ロバート・ボイルの助手。王立協会の事務局長。人物像を知るには、下記を参照。

〔参考〕
有山智雄et al.『中学総合的研究 理科[四訂版]』旺文社。
DK,  Help Your Kids with Science: A Unique Step-by-Step Visual Guide, New York, Dorling and Kindersley, 2012.
キャロル・ヴォーダマンほか著、渡辺滋人・北川玲訳『親子で学ぶ科学図鑑:基礎からわかるビジュアルガイド』2013年、創元社。


コメント

このブログの人気の投稿

大伴旅人の万葉集459番歌~アルケーを知りたい(1092)

大伴旅人の万葉集876-879番歌~アルケーを知りたい(1117)

大伴旅人の万葉集577番歌~アルケーを知りたい(1097)