万葉集巻第1_2番歌(作者の舒明天皇について)~アルケーを知りたい(1707)
▼今回は2番歌の作者、舒明天皇について調べてみた。万葉集のエディタである家持(718 - 785)が登場するのは舒明天皇の時代から80年くらいあと。だから舒明天皇の時代の出来事は、家持にとっては一時代前の出来事。
▼舒明天皇で印象的なのは、①家族の面子がすごいこと、②第一回の遣唐使の送り迎えを行ったこと。そして③「うまし国ぞ 蜻蛉島 大和の国は」と詠ったこと。
▼①は、万葉集に収められた歌を詠った人が揃っているので、歌ごと見て行くのが楽しみ。
②についても、都度、どんな人とどんなご縁があったのか、確認する。
③は、この歌の滋味が味わえるのが嬉しい、に尽きる。政治の実権は蘇我蝦夷だった、と理解してそれで思考停止していたが、いやいや、そうじゃない。
【似顔絵サロン】蘇我 蝦夷 そが の えみし 586年 - 645皇極天皇4年7月11日 飛鳥時代の政治家・貴族。父は蘇我馬子。子は入鹿。乙巳の変で自害。
〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=1
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