万葉集巻第1_10番歌(君が代も我が代も知るや)~アルケーを知りたい(1715)
▼今回の10番歌から12番歌までの三首は、伊藤博訳注『新版 万葉集一』によると中皇子=間人皇女が斉明天皇の立場で詠った作品で、10番歌の冒頭の「君が代」の君は、中大兄皇子を指すという。下の句の「草根を結ぶ」のは、祈りの行動で、ここでは長寿を祈っている。ネットでいう草wとは違う意味。
中皇命、紀伊の温泉に往す時の御歌
君が代も我が代も知るや岩代の 岡の草根をいざ結びてな 万10
*君の代も、私の代も支配する岩代の岡の草根を、さあ、結びましょう。
【似顔絵サロン】中皇命/間人皇女 はしひとのひめみこ ? - 665 父は舒明天皇、母は皇極天皇/斉明天皇。中大兄皇子(天智天皇)の妹、大海人皇子(天武天皇)の姉。
〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=1
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