万葉集巻第7_1091番歌(通るべく雨はな降りそ)~アルケーを知りたい(1910)
▼今回の歌を分かりやすくするために並び替えて見ると、我れ、我妹子が形見の衣、下に着り、雨は通るべくな降りそになった。倒置表現、要らん!と思うが、かといってストレートだと味わいがなくなるとは言わんが、味が変わる。となると、倒置表現は和歌を和歌たらしめる基本の作法なのだろう、きっと。いまは服のサイズはS、M、Lで男性用と女性用がある。その感覚からすると妻の衣を着るのはサイズの関係で難しいのではないか・・・と思う。万葉時代はフリーサイズだったのだろう。歌を見て思うことがことごとくピント外れだ。この歌の芯は妻への思いを謳う男の心にありそう。ちゃうやろか。
通るべく雨はな降りそ我妹子が 形見の衣我れ下に着り 万1091
*雨が浸み通るほど降らないで欲しい。妻の形見の衣を下に着ているから。
〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7
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