万葉集巻第6_921-922番歌(皆人の命も我がも)~アルケーを知りたい(1797)
▼今回は吉野を褒める長歌920番の反歌二首。921番は吉野の滝から激しく流れる水を詠う。922番は吉野の滝を流れる水が絶えないように、人も自分も命が永遠に続けば良いのに、と詠う。誰もがそうだねと思うであろう歌だ。 反歌二首 万代に見とも飽かめやみ吉野の たぎつ河内の大宮ところ 万921 *長く長く見ても飽きることのない吉野のほとばしる流れの大宮は 皆人の命も我がもみ吉野の 滝の常盤の常ならぬかも 万922 *人も自分も命というものは、吉野の滝のように永遠であればよいのに。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=6