万葉集巻第6_928番歌(もののふの八十伴の男は)~アルケーを知りたい(1802)
▼今回の笠金村の長歌は「大君がここと定めると臣下の大勢の男たちが集まって都を成す」という、大君と従う臣下を褒める内容のようだ。末尾に「旅にはあれども」とあるのは、行幸の途中でも大君がいらっしゃる場所が都になる、と強調しているのかな・・・難解歌のひとつ。
冬の十月に、難波の宮に幸す時に、笠朝臣金村が作る歌一首 幷せて短歌
おしてる 難波の国は
葦垣(あしかき)の 古(ふ)りにし里と
人皆の 思ひやすみて
つれもなく ありし間に
続麻(うみを)なす 長柄の宮に
真木柱 太高敷きて
食(を)す国を 治めたまへば
沖つ鳥 味経(あじふ)の原に
もののふの 八十伴の男は
廬りして 都成したり
旅にはあれども 万928
*難波の国に対して人々はつれなかったけれど、大君がここと決めたからには、八十伴の男たちが旅の途中のキャンプを張って都にするのです。
〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=6
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