万葉集巻第6_1004番歌(思ほえず来ましし君を)~アルケーを知りたい(1845)
▼ふらりと人が尋ねて来る、あるいは誰かを尋ねる、、、そんなことずいぶん長い間経験してないなーと思い出させてくれる歌。・・・とは言っても藤原俊成とかはいつも勉強していただろうから、人は遠慮した気がする。もっとも俊成は万葉時代の人ではないけれど。じゃあ万葉の時代でアポなし訪問を控えないといけなさそうな人は、というと・・・みなさんゆったりしている感じがするから、今は思いつかないなあ。
桉作村主益人が歌一首
思ほえず来ましし君を佐保川の かはづ聞かせず帰しつるかも 万1004
*思いかげずおいでくださった貴方様に、佐保川の蛙の声をお聞かせしないままお帰ししたのが残念。
右は、内匠寮大属桉作村主益人、いささか飲饌を設けて、長官佐為王に饗す。
いまだ日斜つにも及ばねば、王すでに還帰りぬ。
時に、益人、厭かぬ帰りを怜惜しみ、よりてこの歌を作る。
〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=6
.jpg)
コメント
コメントを投稿