万葉集巻第6_1007 番歌(言とはぬ木すら妹と兄とあり)~アルケーを知りたい(1847)
▼今回は、自分はひとりっ子なのが苦だと悲しぶる歌。これは遊びの歌ではないか、と思ふ。市原王じしんにはどうしようもないことだから。というのは例えば「言とはぬ花すらおしべめしべありといふを 夢と希望のなきが苦しき」と考えると、こちらのほうが悲しい。
市原王、独り子にあることを悲しぶる歌一首
言とはぬ木すら妹と兄とありといふを ただ独り子にあるが苦しさ 万1007
*もの言わぬ木でも兄妹があるというのに、私は独りっ子だからつらい。
〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=6
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