万葉集巻第6_987番歌(待ちかてに我がする月は)~アルケーを知りたい(1835)

▼「月はまだかな、山に隠れているんだね」はお約束の表現形式になっているようだ。海から月が上る歌はあったかなと思うくらいだから、月は山とセットで詠われれるのだ。こう思っておくと、月が海と詠われた作品に出会った時、驚けるはず。

 藤原八束朝臣が月の歌一首
待ちかてに我がする月は妹が着る 御笠の山に隠りてありけり 万987
*いくら待っても現れなかった月は御笠の山に隠れていたのだね。


〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=6

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