万葉集巻第1_56番歌(川の上のつらつら椿)~アルケーを知りたい(1761)

▼今回は前の54番で見た坂門人足の「つらつら椿つらつらに」のフレーズが出て来る歌。伊藤先生の脚注によると、56番のこの歌が54番の原歌かも知れないとのこと。54番では巨勢が二度出て来るが56番は一度きり。老のこの歌を見ていると、巨勢の春野を眺めている気がしてくる。どちらにしても、つらつら気分になるのは精神に良さそう。

或る本の歌
川の上のつらつら椿つらつらに 見れども飽かず巨勢の春野は 万56
 右の一首は春日蔵首老

〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=1

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