万葉集巻第1_71番歌(大和恋ひ寐の寝らえるに)~アルケーを知りたい(1776)

▼今回も天皇の行幸に随行した人が、里が恋しいとつぶやく歌。天皇としては、随行者たちが、里を恋しがってばかりで行幸を誉める歌を詠んでないのをどう思うだろう。おのおの好きに歌に出来て、それが万葉第一巻のコレクションに入るとは! 自由ぶりがすごい。

大行天皇(さきのすめらみこと)、難波の宮に幸す時の歌
大和恋ひ寐(い)の寝(ね)らえるに心なく この洲崎(すさき)みに鶴鳴くべしや 万71
*大和が恋しくて寝るに寝られない。それなのに鶴が心なくも洲崎で鳴いたりして良いものか。
 右の一首は忍坂部乙麻呂


〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=1

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