万葉集巻第6_954番歌(朝は海辺にあさりし)~アルケーを知りたい(1817)
▼雁を見て自由さが羨ましいと詠う膳部王。窮屈な暮らしをしている自分、と思ったのだろう。長屋王の変に巻き込まれる運命の人なので、その予兆っぽいものをどこかで感じていたのかも。一方、朝は海辺に出て食べ物を探し、夜は巣に戻るルーチンを繰り返す雁からすると「朝は海辺であさりす我を見夕されば大和へ越ゆる我を見し膳部王の羨ましも」。この雁も狩りに遭う運命かも知れない、と思うと・・・。
膳部王が歌一首
朝は海辺にあさりし夕されば 大和へ越ゆる雁し羨しも 万954
*朝は海辺で魚を探し、夕方にになれば大和へ飛んで帰る雁が羨ましい。
右は、作歌の年審らかにあらず。
ただし、歌の類をもちて、すなはちこの次に載す。
〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=6
.jpg)
コメント
コメントを投稿