万葉集巻第6_964番歌(我が背子に恋ふれば苦し)~アルケーを知りたい(1824)

▼今回も坂上郎女が大宰府から都に戻る途上で詠んだ歌。いつも一緒にいたい人と別れているのが辛い。海の岸辺に出て、恋しい心を忘れさせるという恋忘れ貝を拾っていきたい、時間があれば。前の963番で名児山を恨んだ後、海の近くを移動しているので、少し気分が落ち着いたようだ。

 同じき坂上郎女、京に向ふ海道にして、浜の貝を見て作る歌一首
我が背子に恋ふれば苦し暇あらば 拾ひて行かむ恋忘れ貝 万964
*大切な人が恋しいので暇があれば恋しさを忘れさせてくれるという貝を拾っていきたい。


〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=6

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