万葉集巻第6_1053番歌(八千年に生ま付かしつつ)~アルケーを知りたい(1878)

▼今回の長歌も久邇京を誉める作品。四季の自然の変化ごとの美しさが伝わってくる。清らかさを大事にしていたのだ。

我が大君 神の命の
高知らす 布当(ふたぎ)の宮は
百木もり 山は木高し
落ちたぎつ 瀬の音も清し
うぐひすの 来鳴く春へは
巌には 山下光り
錦なす 花咲きををり
さお鹿の 妻呼ぶ秋は
天霧(あまぎ)らふ しぐれをいたみ
さ丹つらふ 黄葉散りつつ
八千年に 生ま付かしつつ
天の下 知らしめさむと
百代にも 変るましじき
大宮ところ 万1053
*我が大君が建設中の布当の宮はロケーションが抜群でこれから八千の年も大君が現れ天下をお治めになる、百代を経ても変わることのない大宮どころです。

〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=6

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