▼第5回のノーベル化学賞受賞者は、ドイツの化学者アドルフ・フォン・バイヤーさん(70)。インディゴの合成が評価された。 ▼フォン・バイヤーさんの人脈: 【師匠】 ロベルト・ブンゼン Robert Wilhelm Bunsen 1811–1899 ドイツの化学者。 → アルケーを知りたい(180)レーナルトさんの人脈 【師匠】 アウグスト・ケクレ August Kekule 1829 - 1896 ドイツの有機化学者。 → アルケーを知りたい(171)ファント・ホッフさんの人脈 【弟子】 エミール・フィッシャー Emil Fischer 1852 - 1919 1902(50)第2回ノーベル化学賞受賞(糖類およびプリン誘導体の合成 “in recognition of the extraordinary services he has rendered by his work on sugar and purine syntheses”) → アルケーを知りたい(174) 【大先輩】 フォン・リービッヒ von Liebig 1803-1873 1803年、ドイツのダルムシュタット生まれ。1822(19)パリ大学ソルボンヌ校(理学部)でゲイ-リュサック先生の研究室に所属。1823(20)エアランゲン大学で博士。1825(22)ギーセン大学で正教授。学生実験室を設けてゲイ-リュサック方式の教育。学生がヨーロッパ中から集まり、ギーセン大学が化学教育のメッカとなる。 1826(23) ヴェーラー さんと共同研究を開始。1831(28)二重のガラス管の内側に蒸気を通し外側を冷却して蒸気から水を得る「リービッヒ冷却器」を発表。1835(32)アルデヒドを精製し命名。1841(38)リービッヒの最小律を発表。1852(49)ミュンヘン大学で教授。1865(62)会社を設立、育児用ミルクを製造。商業的に大成功し、食品加工産業の先駆。1873(68)ミュンヘンで死去。