万葉集巻第二十4481-4482番歌(堀江越え遠き里まで)~アルケーを知りたい(1687)

▼4481番は「見とも飽かめや」が眺めている椿と植えた相手と両方にかけた歌。4482番は任地に赴く相手に途中まで同行する見送りに感謝の気持ちを表す歌。

 三月の四日に、兵部大丞大原真人今城が宅にして宴する歌一首
あしひきの八つ峰椿つらつらに 見とも飽かめや植ゑてける君 万4481
 右は兵部少輔大伴家持、植ゑたる椿に属けて作る。
*八つ峰の椿とこれを植えた貴方様は見ても見ても見飽きることはありません。

堀江越え遠き里まで送り来る 君が心は忘らゆましじ 万4482
 右の一首は、播磨介藤原朝臣執弓、任に赴きて別れを悲しぶ。
主人大原今城伝へ読みてしか云ふ。
*堀江を過ぎた遠い里まで私を見送ってくださった貴方様の気持ちは決して忘れません。

【似顔絵サロン】藤原 執弓/真先/真光 ふじわら の とりゆみ/まさき ? - 764天平宝字8年 奈良時代の公卿。藤原仲麻呂の次男。
















〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集四』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=20

コメント

このブログの人気の投稿

万葉集巻第十八4070-4072番歌(一本のなでしこ植ゑし)~アルケーを知りたい(1535)

万葉集巻第十2219-2222番歌(夕さらずかはづ鳴くなる)~アルケーを知りたい(1477)

万葉集巻第十八4093-4097番歌(ますらをの心思ほゆ)~アルケーを知りたい(1541)