万葉集巻第6_907番歌(み吉野の秋津の宮は)~アルケーを知りたい(1789)

▼前に味わった巻3から巻5は思い切って飛ばして今日から巻6。参考書にしている角川ソフィア文庫の万葉集では第二巻。最初は笠金村が吉野を褒める歌。神からか貴くあらむ、国からか見が欲しくあらむ、と二方向から良さを強調する表現が魅力的で、マネせねばと思ふ

 雑歌
 養老七年葵亥の夏の五月に、吉野の離宮に幸す時に、笠朝臣金村が作る歌一首 幷せて短歌
滝の上の 三船の山に
瑞枝さし 繁に生ひたる
栂の木の いや継ぎ継ぎに
万代に かくおし知らさむ
み吉野の 秋津の宮は
神からか 貴くあらむ
国からか 見が欲しくあらむ
山川を 清みさやけみ
うべし神代ゆ 定めけらしも
*吉野の秋津宮は、神々のおかげで貴い、国柄のおかげで誰もが見たいと思う。
山や川は清くさわやかだ。だから神代の昔からここを都と定められたのだろう。


〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=6

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