万葉集巻第7_1079番歌(まそ鏡照るべき月を)~アルケーを知りたい(1898)

▼月が出ているはずなのに見えない。その理由を推理した歌。理科の話を和歌で表現した趣。まそ鏡と白栲を取り去ると「照るべき月を雲か隠せる。(あるいは)天つ霧かも」となって分かりやすい。でもストレート過ぎ。枕詞が入るとクッションと味わいの効果が出て来る。同じことを表現するにしても、方法はいろいろあるのだなあ。

まそ鏡照るべき月を白栲の 雲か隠せる天つ霧かも 万1079
*鏡のように照るはずの月を隠しているのは、白栲のような雲かそれとも天の霧か。















〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7

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