万葉集巻第1_54番歌(巨勢山のつらつら椿)~アルケーを知りたい(1759)

▼今回は「つらつら」の響きが楽しい春の歌。持統上皇が紀伊の国に行幸した。この歌の作者、坂門人足は同行してこの歌を詠ったのか、都で留守番をして巨勢の春野に思いを馳せたのか、どっちだろう。

 大宝元年辛丑の秋の九月に、太上天皇、紀伊の国に幸す時の歌
巨勢山(こせやま)のつらつら椿つらつらに 見つつ偲はな巨勢の春野を 万54
*巨勢山のつらつら椿をゆるりと眺めながら巨勢の春の野原に思いを馳せましょう。
 右の一首は坂門人足。


〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集一』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=1

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