万葉集巻第6_926番歌(み吉野の秋津の小野の)~アルケーを知りたい(1800)

▼今回は天皇が吉野で行った狩りを詠う長歌。場所は野原や山。ターゲットは鹿・猪・鳥。時間は朝と夕方。跡見や射目を配置し、馬を並べて実施。大きい猪は、ものすごいパワフルで危ないから、きっと離れた所から矢で射たのだろう。となると、鹿や鳥を獲るのも矢だろう。当時の人たちはみな弓矢の名人ぞろいだろう。頼もしい。

やすみしし 我ご大君は
み吉野の 秋津の小野の
野の上には 跡見(とみ)据ゑ置きて
み山には 射目(いめ)立て渡し
朝狩に 鹿猪(しし)踏み起し
夕狩に 鳥踏み立て
馬並めて 御狩ぞ立たす
春の茂野(しげの)に 万926
*わが大君は吉野の野原と山にポイントを設け、朝は鹿と猪を、夕は鳥を狩りに、供と馬を並べて春の野にお立ちになります。



〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=6

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