万葉集巻第6_1057-1058番歌(鹿背の山木立を茂み)~アルケーを知りたい(1880)

久邇京を褒める長歌に続く反歌五首。後半の3首。ウグイスとホトトギスが出て来る。1057番ではウグイスで声が聞こえる。1058番はホトトギスなんだけど、ここまで来てくれない。やっぱりどこかに物足らなさ、寂しさの空気が漂う印象。

鹿背の山木立を茂み朝さらず 来鳴き響もすうぐひすの声 万1057
*鹿背山の木立が深いのでウグイスが毎朝やってきて鳴き声を響かせています。

狛山に鳴くほととぎす泉川 渡りを遠みここに通はず 一には「渡り遠みか通はずあるらむ」といふ
*狛山で鳴くホトトギスは、泉川の渡りが遠いので、こちらまでは通って来ないのです。
〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=6

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