万葉集巻第6_1020(1021)番歌(大君の命畏み)~アルケーを知りたい(1856)
▼今回も女性問題で流罪になった高官の歌。前回は男が詠んだ歌、今回は女が詠んだ歌。無事の帰還を祈る内容になっている。参考書の脚注によると妻の立場で詠んでいる。万葉集巻6の編集者はこの歌の歌番号をひとつ間違えているのが可笑しい。なぜ気を散らしたのかなあ。
大君の 命畏み
さし並ぶ 国に出でます
はしきやし 我が背の君を
かけまくも ゆゆし畏し
住吉の 現人神
船舳に うしはきたまひ
着きたまはむ 島の崎々
寄りたまはむ 磯の崎々
荒き波 風にあはせず
障みなく 病あらせず
速けく 帰したまはね
もとの国辺に 万1020
*大君のご命令ですので夫は遠い地へ流罪になりましたが、途中で事故にも病にも遭わず速やかに帰って元に戻れますように。
〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=6
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