万葉集巻第7_1169番歌(近江の海港は八十ち)~アルケーを知りたい(1988)

▼今回の歌の「近江の海」とは琵琶湖のこと。淡水の大きな海なので、淡海(あはうみ)と呼ばれていたのが変化した。琵琶湖は舟を泊める場所がたくさん(八十)あるから、そのどこにいるのだろう、という歌。いまはどれくらいの数の港があるのか調べると、県が管理する港湾が4、市が管理する漁港と舟溜が合わせて66ある。そのどこに貴方様はお泊りなんでしょうという気持ち、分かる気がします。

近江の海港は八十(やそ)ちいづくにか 君が舟泊て草結びけむ 万1169
*近江の海には沢山の港があるけれど、そのどれに貴方様は舟を停めて宿を取っていらっしゃるのでしょう。















〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7

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