万葉集巻第7_1173番歌(飛騨人の真木流すといふ)~アルケーを知りたい(1992)

▼万葉時代、飛騨産の材木は丹生川を流して運んでいたようだ。今回は、川で材木を流す職人が声をかけあう様子を詠ったもの。言葉は交わすが、舟は通わない、という締め方を眺めていると、この作者は、「通う」と「通はぬ」を対にしたかったのだな、という気がする。通うのは真木なんだが、通はぬものを何にしようか・・・ええい、舟にしておこう的な(笑)。

飛騨人(ひだひと)の真木流すといふ丹生(にふ)の川 言(こと)は通へど舟ぞ通はぬ 万1173
*飛騨の人が真木を流すという丹生川。会話は交わせるが、舟は通わないのだ。















〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7

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