万葉集巻第7_1195番歌(麻衣着ればなつかし)~アルケーを知りたい(2029)
▼この歌まで藤原卿の7作品。最初の1218番の歌を見て、骨組みが漢文、その上に和歌が乗っている印象を受けた。でも「大和し思ほゆ」の1219番、「妹がため玉を拾ふ」の1220番、「大和より恋ひ来し」の1221番、「いかにして包み持ち行かむ」の1222番、「海人の燈火」の1194番、そして今回の歌を見ていると、一首目から受けた印象は一首目ならではのものでした。「麻衣着ればなつかし」は良いなあ。同じような気持ちになるモノって何かなと考えると楽しい。
麻衣着ればなつかし紀伊の国の 妹背の山に麻蒔く我妹 万1195
*麻の衣を着ると紀伊の国の妹尾山で麻の種を蒔いていた私の妻を思い出す。
右の七首は、藤原卿が作。いまだ年月審らかにあらず。
〔参考〕
伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。
https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7
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