万葉集巻第7_1135番歌(宇治川は淀瀬ならかし)~アルケーを知りたい(1954)
▼今回は吉野作につづく山背作五首の一首目。宇治川で働いている漁師たちのスケッチ。網代を調べてみた。網の代わりで網代というそうだ。魚が泳いでくる道に竹や葦で作った装置(簀)をしかけておいて捕獲するやり方。仕掛け担当、移動用の舟担当に分かれて仕事をしてたのだろう。 山背 (やましろ) 作 宇治川は淀瀬 (よどせ) なからし網代人 (あじろひと) 舟呼ばふ声をちこち聞こゆ 万1135 *宇治川には歩いて渡れれるところがないらしい。網代をかける人が移動するときに舟を呼ぶ声があちこちから聞こえる。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7