万葉集巻第7_1166番歌(いにしへにありけむ人の)~アルケーを知りたい(1985)
▼榛の木は 樹皮や果実が褐色の染料になる。今回の歌は、万葉人が 「いにしえの人」が探し求めていたというところを見ると、それより昔から榛の木が染料の素になるのは知られていた。こういう例は他にもたくさんあって、文脈というかストーリーというか由来を知らないままではもったいない。 いにしへにありけむ人の求めつつ 衣 (きぬ) に摺りけむ真野 (まの) の榛原 (はりはら) 万1166 *昔の人が衣を染めるのに探し求めた染料の元があるのが、ここ真野の榛原です。 〔参考〕 伊藤博訳注『新版 万葉集二』角川ソフィア文庫。 https://manyo-hyakka.pref.nara.jp/db/dicDetail?cls=d_kanno&dataId=7